【判断】経費にできるからと増やしていませんか?固定費の見直し

お金の判断

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「これは経費で落とせますから、大丈夫ですよ」
「経費にはなる。でも、お金は出ていくんですよね」

結論から言うと、見直すべきは金額の大きい支出ではなく、毎月自動的に出ていく固定費です。理由は、一度契約すると、必要かどうかを考え直す機会がなくなるからです。筆者は広告費と通信費を見直しました。どちらも「本当に必要な出費か」を問い直したことがきっかけです。経費にできるからと、必要のない支出を増やしていないか。ここが分かれ道になります。

こんな方におすすめ
  • 毎月の支出を減らしたい方
  • 何から見直せばよいか迷っている方
  • 経費の使い方に不安がある方

固定費と変動費の違いから、実際に見直した2つの記録までを紹介します。

毎月と使った分の違い

固定費と変動費の性質の違いを比べたイメージ画像

結論として、先に手をつけるべきは固定費です。両者の性質が違うため、見直したときの効果も変わってきます。

毎月決まって出ていくお金

固定費は、家賃や通信費、保険料、広告費のように、使っても使わなくても毎月決まった額が出ていくものです。契約したことを忘れていても、引き落としは続きます。

使った分だけかかるお金

変動費は、材料費や消耗品のように、使った分だけかかるものです。売上に応じて増減するため、ある程度は自然に調整されます。

見直す優先順位

固定費は、一度見直せばその効果が毎月続きます。月々わずかな金額でも、1年、5年と積み重なると差は大きくなります。だからこそ、先に手をつける価値があります。

固定費の考え方については、「お金の大学」がわかりやすく噛み砕いて説明しています。初めての方は、漫画から入るという方法もあります。

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経費でも現金は減る

経費にできても現金が出ていくことを表すイメージ画像

結論として、経費にできることと、支出が必要であることは別の話です。ここを混同すると、支出はどんどん増えていきます。

節税と支出の混同

「経費にできるから」という理由だけで買い物を決めていないでしょうか。経費にすれば税負担は軽くなりますが、支払った金額がそのまま戻ってくるわけではありません。

経費にしても現金は出ていく

経費計上によって減るのは税金の一部であり、支払った現金は手元から出ていきます。経費にできるからと、必要のない支出を増やしていないか。この問いを持つだけで、判断は変わります。

本当に必要かという問い

買う前に、税金のことを一度脇に置いて考えてみます。税制度を抜きにしても必要なものか。そう考えれば、判断はずいぶんはっきりします。

なお、どこまでが経費になるのか迷う場面もあります。事例をもとに解説した本も出ています。

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動線から考えた広告費

紙媒体の広告を出していた頃を振り返るイメージ画像

結論として、広告は出していること自体に意味があるわけではありません。かつて紙の電話帳に広告を出していた頃の話です。

広告を出していた頃

タウンページがあった時代、そこに広告を掲載していました。当時は、載せておくものだという感覚があったと思います。

来店の動線を考えてみた

あるとき、来店される方がどうやってお店を知り、どう来ているのかを考えてみました。すると、その広告はあまり意味をなしていないと分かったのです。

数年後にやめた判断

気づいてすぐにやめたわけではありません。それでも数年後、掲載をやめました。月々の金額は大きくなくても、効果のない支出であることに変わりはないからです。

鵜呑みにせず確かめる

営業の説明を鵜呑みにせず自分で効果を確かめることを表すイメージ画像

結論として、その広告が必要かどうかを判断できるのは、事業をしている自分だけです。今ならネット広告が同じ位置にあると思います。

お客さんが増えるという説明

広告の営業では、掲載すればお客さんが増えると説明されます。その説明が間違っているわけではありません。ただし、自分の事業に当てはまるかは別の話です。

効果を確かめるのは自分

実際に来店した方が、何を見て来たのか。予約や問い合わせがどこから来ているのか。確かめられるのは自分だけです。数字や動線で確認してから判断します。

媒体が変わっても同じこと

紙の電話帳がネット広告に変わっても、考え方は同じです。出し続けることが目的にならないよう、定期的に効果を見直す必要があります。

必要な環境を見直す

自分に必要な通信環境から逆算して通信費を見直すイメージ画像

結論として、安いプランを探す前に、自分に必要な量を決めることが先です。通信費の見直しでは、その順番で考えました。

必要な通信量から逆算する

自宅にも職場にもWi-Fiがある環境では、外出先でどれだけ通信するかが問題になります。自分にどの程度のネット環境が必要かを、まず洗い出しました。

大手キャリアからの乗り換え

個人で使っている分を大手キャリアから乗り換え、費用を圧縮しました。必要な量が分かっていたので、迷わず選べました。

安さより先に決めること

安いプランから探し始めると、足りるかどうか分からないまま契約することになります。必要量を先に決めておけば、選ぶ基準がはっきりします。

よくある質問

固定費の見直しに関するよくある質問と回答のイメージ画像

ここでは、固定費の見直しについてよく寄せられる疑問に、Q&A形式でまとめて答えます。

どこから見直せばよいのか

毎月自動的に引き落とされているものから確認するとよいでしょう。通帳やクレジットカードの明細を1年分見返すと、忘れていた契約が見つかることがあります。

金額が小さいものも見直すべきか

月々の金額が小さくても、必要のない支出は必ずあります。固定費は毎月続くため、少額でも積み重なります。

経費にできるなら使った方が得ではないか

税負担は軽くなりますが、支払った現金は戻りません。事業に必要なものかどうかを、税金と切り離して考えることをおすすめします。

広告はやめても大丈夫なのか

効果を確認したうえで判断してください。来店や問い合わせの経路を調べ、その広告が寄与しているかを見てから決めるとよいでしょう。

見直しはどのくらいの頻度で行うべきか

決まりはありませんが、年に一度、確定申告の時期などに合わせて確認すると忘れにくくなります。

必要な量から決める

固定費は必要な量から逆算して決めることをまとめたイメージ画像

広告費も通信費も、見直しの入り口は同じでした。安いものを探すのではなく、自分にとって必要な量を先に決めること。そのうえで、今払っている金額が見合っているかを確かめます。

今回のポイント
  • 先に手をつけるべきは固定費
  • 経費にできることと必要なことは別
  • 広告は動線で効果を確かめる
  • 営業の説明は自分の事業に当てはめて考える
  • 安さより先に必要な量を決める

まずは、毎月引き落とされているものを書き出してみてください。その中に、契約したことを忘れていたものが眠っているかもしれません。

本記事は筆者自身の経験をまとめたものです。何が経費になるかは事業の内容によって異なり、税務上の判断は個別の状況で変わります。具体的な処理については税理士にご相談ください。
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