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結論から言うと、個人事業主にとっての備えは、保険に入る前に日々の生活を整えることから始まります。理由は、会社員と違って傷病手当金がなく、働けなくなった期間の収入をだれも埋めてくれないからです。だからこそ、そもそも働けなくならないように、自分で自分を守る必要があります。健康は、毎日の積み重ねで増えたり減ったりする資産のようなものだと考えています。
制度の現実から、日々の習慣までを順番に紹介します。
傷病手当金がない立場

結論として、個人事業主は働けなくなった瞬間に収入が止まります。会社員との一番大きな違いが、ここにあります。まずはその前提を知っておくことが出発点です。
会社員との違い
会社員が加入する健康保険には、病気やけがで働けない期間の生活を支える傷病手当金があります。一方、国民健康保険には原則としてこの制度がありません。同じように体調を崩しても、その後の状況は大きく変わります。
働けない期間の収入
代わりの人がいない働き方をしていると、休んだ分がそのまま収入の減少になります。しかも、休んでいる間も家賃や固定費は出ていきます。
保険で全部は埋められない
もちろん、就業不能に備える保険もあります。ただ、あらゆる事態を保険で埋めようとすれば保険料は膨らみます。備えの一部を、体そのものに向ける発想が必要になります。
健康という資産

結論として、健康はお金と同じように、増えたり減ったりするものだと捉えています。使うだけでは減っていき、積み立てれば少しずつ増える。そう考えると、日々の行動の意味が変わってきます。
減っていくものでもある
無理を重ねれば、体力も集中力も削られます。若い頃と同じ働き方が、いつまでも続けられるわけではありません。
毎日が積み立てになる
一方で、眠ること、食べること、少し歩くこと。こうした毎日の行動は、そのまま積み立てになります。特別なことをしなくても、続ければ蓄積されていきます。
自分を守るという発想
傷病手当金がない立場だからこそ、自分で自分を守る。これが健康を資産として考える理由です。守るものがあるから、続けられます。
睡眠が精度を左右する

結論として、睡眠は仕事の質に直結します。食事と睡眠は、人間の生活において必須事項です。その中でも睡眠は、削った分がそのまま翌日に表れます。
質が落ちると精度も落ちる
睡眠の質が悪くなると、仕事の精度も落ちます。判断のスピードや、細かい部分への注意が鈍くなる感覚があります。眠れていない日の仕事は、自分でも危ういと感じます。
しっかり眠るということ
時間を確保することはもちろん、眠れているかどうかも大切です。まずは、しっかり眠る時間を確保することから始めています。
リズムを乱さない
意識しているのは、リズムを乱さないことです。忙しい時期に夜更かしが続くと、元に戻すのに時間がかかります。多少の波はあっても、大きく崩さないようにしています。
食事は極端にしない

結論として、食事は極端にしなくてよいと考えています。厳しすぎる方法は続かず、続かない習慣は資産になりません。
バランスを意識する
意識しているのは、バランスよく取ることです。何かを完全に断つのではなく、偏りすぎないようにする。それくらいの距離感が、続けやすいと感じています。
続かない方法は選ばない
短期間で結果が出る方法ほど、無理があるものです。仕事を続けながら実行できるかどうかを基準にすると、選ぶ方法も変わります。
日々の積み重ね
一食ごとの内容で結果が決まるわけではありません。長い目で見て、平均としてどうかを考えるようにしています。
記録して見える化する

結論として、自分の状態は記録しないと分かりません。感覚だけに頼ると、悪化していることに気づけないからです。
Apple Watchに管理してもらう
今はApple Watchに健康管理をしてもらっています。自分で意識し続けなくても、記録が残っていくところが助かります。
健康リングに目標を設定
健康リングに目標を設定しておくと、達成できたかどうかが一目で分かります。数字になっていると、後回しにしにくくなります。
座りすぎない・歩数・軽い運動
見ているのは、座りすぎていないか、歩数がどれくらいかという点です。散歩でもよいので、軽い運動を取り入れるようにしています。特別な運動でなくても構いません。
選び方は予算と使いやすさで
記録できる機器は、Apple Watchだけではありません。さまざまなメーカーからスマートウォッチが出ており、価格帯も機能も幅があります。高機能なものが必ずしも良いとは限りません。ご自身の予算と、毎日つけていられる使いやすさで選んでみてください。まずは歩数と睡眠が記録できれば、見える化は始められます。
よくある質問

ここでは、個人事業主の健康管理についてよく寄せられる疑問に、Q&A形式でまとめて答えます。
個人事業主は傷病手当金を受け取れないのか
国民健康保険には、原則として傷病手当金の制度がありません。働けない期間の収入をどう確保するかは、自分で考えておく必要があります。
就業不能に備える保険は必要か
状況によります。貯蓄でどこまで耐えられるか、家族の状況はどうかによって必要性が変わります。必要額を考えたうえで判断してください。
忙しくて運動の時間が取れない
まとまった運動でなくても構いません。座りすぎを避ける、少し歩く。その程度でも記録に残り、積み重なっていきます。
記録するデバイスは必要か
必須ではありませんが、感覚だけに頼らずに済む点が利点です。歩数だけならスマートフォンでも記録できます。スマートウォッチを使う場合も、機種は多数あります。予算と使いやすさで選べば十分です。
何から始めればよいか
睡眠から整えるのが分かりやすいと思います。仕事の精度に直結するため、変化を実感しやすいためです。
自分を守るという備え

個人事業主にとって、体は事業を支える土台です。傷病手当金という受け皿がない以上、働けなくなる前に手を打つしかありません。保険で備えることも大切ですが、その前に、眠ること、食べること、少し歩くこと。この積み重ねが、いちばん確実な備えになります。
まずは今夜、いつもより少し早く休んでみてください。翌日の仕事の感覚が変われば、それが積み立ての効果です。
