【比較】時間単価で考える確定申告。頼むか自分でやるかの目安

お金の判断

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「確定申告くらい、自分でやれば浮きますよね」
「浮くかどうかは、かかる時間しだいだと思います」

結論から言うと、確定申告を自分でやるか頼むかは、費用と時間を1時間あたりに直して比べると判断しやすくなります。私自身は開業当初から税理士にお願いしていて、今も変えるつもりはありません。数字だけでなく、さまざまな角度から提案をしてくれる相手だからです。ただ、そういう人に必ず出会えるとは限りませんし、どこに頼めばよいか分からない方もいるでしょう。今はツールも増え、自分でできることも増えました。この記事では、その分かれ目を整理します。

こんな方におすすめ
  • 確定申告を自分でやるか迷っている方
  • 税理士費用が高いと感じている方
  • 頼む相手の探し方が分からない方

まずは、私自身がどうしてきたかからお話しします。

開業当初からの経緯

開業当初から確定申告を税理士に依頼してきた経緯をあらわすイメージ画像

結論として、私は開業したときから確定申告を税理士にお願いしてきました。理由は単純で、当時はそこまで便利なツールを知らなかったからです。ほかに方法があると分からなければ、比べようもありません。今から始める方は、そもそも前提が違っています。ここでは、当時と今で何が変わったのかを整理します。

ツールを知らなかった頃

開業当初は、確定申告を自分で完結させる手段を知りませんでした。調べる余裕もなく、最初から専門家に頼むものだと思っていたのです。結果として、それが今まで続いています。

今もお願いしている

顧問税理士は、さまざまな悩みに相談にのってくれる頼りになる人です。だから、変える気はまったくありません。良い相手に出会えたことは、運がよかったと思っています。

今は選択肢が増えた

一方で、今ではいろいろなツールがあります。ご自身でできることも増えたと感じています。同じ状況なら、私も違う選び方をしていたかもしれません。

頼んでよかった点

税理士が数字以外の角度からも提案してくれることをあらわすイメージ画像

結論として、税理士に頼んでいちばん助かっているのは、数字だけでない提案をしてくれることです。理由は、申告書を作るだけなら、極端にいえば作業でしかないからです。実際に価値を感じるのは、そこから先の部分になります。どういうことか、具体的に書きます。

数字だけではない提案

数字を整えるだけでなく、さまざまな角度から提案をしてくれます。こちらが気づいていない見方を示してもらえるのは、ひとりで考えているときとの大きな違いです。

相談できる相手がいる意味

小さな事業をしていると、経営の話をできる相手は多くありません。年に一度の申告だけの関係ではなく、折に触れて相談できることに意味があります。

変える気はない

そのため、私は今の税理士を変えるつもりはありません。費用だけを見れば下げる方法もあるでしょう。それでも、得ているものの方が大きいと感じています。

頼むときの壁

税理士に依頼するときの費用や相手探しというハードルをあらわすイメージ画像

結論として、頼む側にも壁はあります。理由は、費用が必ず発生すること、そして相手を探す難しさがあるからです。ここを飛ばして「専門家に任せましょう」とだけ書くのは、少し無責任だと思います。実際にどんな壁があるのかを見ていきます。

料金は確かに発生する

料金は確かにかかります。目安としては、記帳を自分でして申告だけ依頼する場合で年3万〜15万円、顧問契約なら月額1万〜3万円あたりが相場とされています。事務所や地域、事業の規模によって幅があります。

どこに頼めばよいか分からない

そもそも、どこにお願いしたらよいか分からないという方も多いはずです。知り合いに紹介してもらえる人ばかりではありません。探すこと自体が、ひとつの仕事になります。

合う相手を見つけられるか

自分に合う税理士を見つけられるかが、第一関門だと思います。私のように相談にのってくれる人に出会えるとは限りません。金額だけで選ぶと、ここでつまずくことになります。

時間単価で比べる

確定申告の費用と作業時間を割り算して時間単価で比べることをあらわすイメージ画像

結論として、迷ったときは費用と時間を1時間あたりに直してみてください。理由は、金額だけを見ていると高いか安いかの判断がつかないからです。自分でやる場合にかかる時間と、頼む場合にかかる費用。この二つを同じ物差しに乗せると、比べられるようになります。

費用を時間で割ってみる

やり方は簡単です。頼んだ場合の費用を、自分でやったときにかかるであろう時間で割ります。下の表は、その計算を並べたものです。

かかる費用 20時間 40時間 60時間
5万円 2,500円 1,250円 約830円
10万円 5,000円 2,500円 約1,700円
15万円 7,500円 3,750円 2,500円

費用を作業時間で割った、1時間あたりの金額です。時間はあくまで仮に置いたものです。

自分の時間単価と見比べる

出てきた金額が、あなたがその時間を使ったときの価値より低ければ、自分でやる方が合理的です。逆に高ければ、頼んだ方が合っていることになります。売上を生む時間に使えるかどうかも、あわせて考えてみてください。

時間は人によって違う

ここで出した時間は、あくまで仮に置いたものです。初めての年は調べる時間もかかりますし、二年目からは短くなるでしょう。ご自身の状況に置き換えて計算してみてください。

自分でやるなら

確定申告を自分で行う場合に数字を丁寧に扱う必要があることをあらわすイメージ画像

結論として、自分でやる場合に欠かせないのは、数字を丁寧に扱うことです。理由は、どんなに便利なツールを使っても、入れる数字が雑であれば結果も雑になるからです。ツールは作業を減らしてくれますが、正確さまでは肩代わりしてくれません。ここでは、その前提を書きます。

数字を丁寧に扱う

領収書や通帳の内容を、ひとつずつ正しく扱うこと。これに尽きます。あとでまとめてやろうとするほど、精度は落ちていきます。

ツールに助けてもらう

今は、口座やカードの明細を取り込んで、そのまま申告まで進められるツールがあります。事業の規模によっては、こうしたツールで十分完結できそうだと感じています。

控除の要件は確かめておく

青色申告特別控除で最大65万円を受けるには、e-Taxでの提出などの要件があります。紙での提出だけでは金額が下がる場合があるため、始める前に確認しておいてください。制度は改正されるので、その年の要件を見るようにしましょう。

まずは自分でやってみたい方は、使えるツールを見てみる


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みんなの疑問に回答

確定申告を自分でやるか税理士に頼むかに関するよくある質問と回答のイメージ画像

ここからは、確定申告をめぐってよく出てくる疑問をまとめます。私は税理士ではありませんので、自分の経験と公開されている情報から分かる範囲でお答えします。個別の判断が必要な内容は、必ず専門家にご相談ください。

確定申告だけ頼むこともできますか

できます。記帳を自分で行い、申告だけを依頼する形です。顧問契約に比べると費用は抑えられますが、年間を通じた相談は含まれないことが多くなります。

税理士に頼めば何もしなくてよいのですか

そうはなりません。領収書や通帳の整理は、こちらの仕事として残ります。数字を丁寧に扱うという点は、頼んでも自分でやっても変わらない部分です。

ツールを使えば本当に自分でできますか

事業の規模によります。取引の数が少ないうちは、十分に可能だと思います。スタッフを雇い、取引が増えてくると、話は変わってきます。

青色申告の65万円控除を受けるには何が必要ですか

複式簿記による記帳や期限内の申告に加えて、e-Taxでの提出などの要件を満たす必要があります。要件を満たさない場合は控除額が下がります。制度は改正されるため、その年の最新情報をご確認ください。

今の税理士を変えた方がよいのでしょうか

合っているなら、変える必要はないと思います。私自身、相談にのってくれる今の税理士を変えるつもりはありません。費用だけで判断しないことをおすすめします。

規模で決まる

確定申告を自分でやるか頼むかは事業規模で決まるとまとめたイメージ画像

自分でやるか頼むかを分けるのは、結局のところ事業の規模だと思います。スタッフの数、取引の数、要因はさまざまです。私は税理士にお願いしていますが、事業の規模が小さいうちは、ツールを利用して自分でやってみるのもありだと考えています。まずは一度、費用と時間を1時間あたりに直して比べてみてください。数字にしてみると、迷いの正体が見えてきます。

この記事のまとめ
  • 開業当初からの税理士への依頼
  • 数字だけではない提案という価値
  • 合う相手を見つけるという第一関門
  • 費用と時間の割り算
  • 数字を丁寧に扱うという前提
  • 事業規模による分かれ目

今年の申告にかかった時間を、ざっくりでよいので思い出してみてください。その時間と費用を並べたときに、答えが出てきます。

本記事は筆者自身の体験と、公開されている情報をもとにまとめたものです。税務の取り扱いは個別の事情によって変わり、制度も改正されます。具体的な判断については、税理士や所轄の税務署にご相談ください。費用の相場はあくまで目安であり、事務所や地域によって異なります。
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