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結論から言うと、同業者との付き合いには、助かる面としんどい面の両方があります。私は会合でお会いすることが多く、勉強会や組合もあわせると、月に何度も顔を合わせることがあります。最近の動向を共有できるのはありがたいことです。一方で、考え方の違いを感じる場面もありますし、役員が回ってくれば店以外の仕事も増えます。どちらか一方だけを書くのは実感と違うので、この記事では両方を並べてみます。
まずは、どんな場で顔を合わせているかからお話しします。
顔を合わせる場

結論として、同業者と会う機会は思っているより多くあります。理由は、会合だけでなく、勉強会や組合の集まりもあるからです。月に何度も顔を合わせることがあり、その積み重ねが関係をつくっていきます。まずは、どんな場があるのかを整理します。
会合でお会いする
いちばん多いのは会合の場です。同じ仕事をしている人が集まるので、話の前提を説明しなくても通じます。それだけで、会話は早く進みます。
勉強会や組合
勉強会や組合の集まりもあります。目的があって集まる場なので、雑談だけで終わりません。学びの場として役立つこともあります。
月に何度も顔を合わせる
これらを合わせると、月に何度も顔を合わせることになります。回数が多いぶん、関係は深まりやすくなります。同時に、距離の取り方も考えることになります。
助かること

結論として、いちばん助かるのは、同じ悩みを共有できることです。理由は、小さな店をやっていると、同じ立場で話せる相手が身近にいないからです。従業員に話すことでも、家族に話すことでもない悩みがあります。そこを分かってもらえる相手がいる意味は大きいと感じています。
同じ悩みを共有できる
同じ悩みを共有できることが、最大の価値だと思います。解決策が出なくても、話せるだけで軽くなることがあります。ひとりで抱え込まずに済むのはありがたいことです。
最近の動向が分かる
会合では、最近の動向などの情報を共有できます。自分ひとりで調べているだけでは届かない話も入ってきます。早めに知っておけることには、それだけで価値があります。
尊敬できる人に出会える
見習うべき先輩に出会えることもあります。世代が下の人であっても、尊敬できる人に出会えることがあるのです。年齢や経験の長さだけでは測れないものだと感じています。
しんどいこと

結論として、しんどい面もあります。理由は、同じ仕事をしていても、考え方まで同じとは限らないからです。ここを書かずに良い面だけ並べても、実感とは違うものになってしまいます。感じている難しさを、正直に書いておきます。
考え方が違うとき
考え方の違う人がいるのは、当たり前のことです。それでも、同じ場に何度も顔を出すとなると、距離の取り方に悩みます。無理に合わせようとすると、こちらが消耗します。
世代の違いを感じるとき
世代間の違いを感じる場面もあります。どちらが正しいという話ではありません。育ってきた時代が違えば、前提もまた違うのだと思います。
離れることも難しい
会社の付き合いと違って、簡単に離れられないという難しさもあります。同じ地域で仕事を続けていく以上、関係はこれからも続きます。だからこそ、距離の取り方が大事になります。
役員が回ってくる

結論として、組合の役員が回ってくると、自分の店以外の仕事量が増えます。理由は、順番に担う仕組みになっていることが多いからです。断れる性質のものばかりではありません。ここも、負担として正直に書いておきます。
店以外の仕事が増える
役員を引き受けると、自分の店以外の仕事が増えていきます。会議の準備や連絡ごとが積み重なると、それなりの時間になります。自分の店の時間を削って充てることになります。
順番に回ってくるもの
多くの場合、役員は順番に回ってくるものです。誰かがやらなければ回らないという事情も分かります。だからこそ、断りにくさもあります。
得るものと負担を並べる
判断するときは、得るものと負担を並べて見るようにしています。負担だけを見れば、引き受ける理由はありません。ただ、そこで生まれる関係が、あとになって効いてくることもあります。
狭い世界の常識

結論として、いちばん気をつけているのは、狭い世界の常識に染まらないことです。理由は、同じ業種の人とばかり話していると、それが世の中の当たり前だと思い込んでしまうからです。居心地がよい場所ほど、この危うさがあります。ここが、私の考える距離感の核心です。
勘違いしてしまうことがある
狭い世界の常識で、勘違いしてしまうこともあります。業界では当たり前のことが、お客さんから見れば不思議に映ることもあるでしょう。そのずれに気づけなくなるのが、いちばん怖いところです。
外の物差しを持つ
だからこそ、外の物差しを持っておきたいと思っています。業種の違う人の話を聞く、本を読む、お客さんの声を聞く。中にいるだけでは見えないものがあります。
参考にするが、決めるのは自分
同業者の意見は、あくまで参考のひとつです。似た立場だからこそ、うなずきやすくなります。それでも、自分の店のことを決めるのは自分だと考えています。
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みんなの疑問に回答

ここからは、同業者との付き合いでよく出てくる疑問をまとめます。正解のある話ではありませんので、私がどう考えているかを書きます。業種や地域によって事情はかなり違いますので、ご自身の状況に置き換えて読んでみてください。
同業者との付き合いは必要ですか
必ず必要とまでは言えません。ただ、同じ悩みを話せる相手がいることには意味があります。まったく関わらないと決めてしまう前に、一度顔を出してみてもよいと思います。
どのくらいの頻度で会うものですか
私の場合は、会合や勉強会、組合を合わせると月に何度もあります。所属する団体の数によって変わりますので、そこは選べる部分でもあります。
考え方が合わない人とはどうしていますか
正直なところ、明確な答えは持っていません。同じ場に居続ける以上、離れることも難しいからです。無理に合わせようとしないことだけは決めています。
役員を引き受けるべきでしょうか
店以外の仕事が増えるのは事実です。そのうえで、得るものと負担を並べて考えてみてください。順番で回ってくるものは、引き受ける時期の相談ができる場合もあります。
同業者の意見はどこまで参考にすべきですか
参考にはしますが、そのまま採用はしません。狭い世界の常識になっていないかを、いったん確かめるようにしています。最後に決めるのは自分です。
自分軸を持つ

同業者との付き合いで大事なのは、結局のところ自分軸を持つことだと思います。同じ悩みを共有できる相手がいるのはありがたいことですし、尊敬できる人に出会えることもあります。一方で、考え方の違いや、店以外の仕事量という現実もあります。どちらも受け止めたうえで、自分の店をどうしたいのかは自分で決める。その前提があれば、距離の取り方は自然と定まってきます。
次の会合の帰り道に、今日の話のうち何を取り入れるかを考えてみてください。全部を持ち帰る必要はありません。

